お勧めの肉

 

肉を食べて良質なたんぱく質を摂取しましょう。免疫力をつけ、血中コレステロール値を正常にして血管を守り、脳卒中も防ぎましょう。

 

さて肉にも、牛肉、豚肉、鶏肉、その他など種類はいろいろあります。特に主力の牛肉や豚肉では、肩ロース、ヒレ肉など、特定の部位を指して、そこが好きだなどと話題にもなるわけですが、人によって部位ごとの好みもいろいろでしょう。

 

こうした嗜好とは別に、高齢者が健康的に老化防止もしていきたいとすればどんな肉を食べればいいのでしょうか。これは結果から言うと豚肉がお勧めで、特に豚のヒレ肉ということになっているようです。

 

もともと豚肉には、ビタミンB1については食物の中でもトップクラスであり、牛肉と比較してもその量は約10倍もあるともされています。

 

豚肉を100g~150g食べるだけで、1日のビタミンB1の必要量が確保できるほどです。ビタミンB1は生きる上で必要不可欠なエネルギーを作る働きや、神経機能、脳を正常に保つという働きがあります。ビタミンと代謝とも深いつながりがあり、3大栄養素を脂肪として蓄えずに使い切るにもビタミンB1は不可欠です。糖質の代謝のためにもビタミンB1が必要で、血糖値を下げるのに有効です。

 

さて豚のヒレ肉ですが、この部位は豚肉の中でも最高級ですから柔らかく、食べやすいのもメリットです。豚肉は全般的にお勧めですが、特にヒレ肉は、豚のバラ肉と比較するとビタミンB1の量は約2倍あり、逆に脂肪やカロリーは少ないのです。